こんにちは、yushiです。
関東在住の40代前半子なし夫婦です。現在は45歳でのセミリタイア(サイドFIRE・バリスタFIRE)を目標に、資産形成や働き方の見直しを進めています。
この記事の冒頭でまず最初にお伝えしたいのは「今からでも半導体株を買いましょう!」という半導体銘柄のおすすめ記事ではない、ということです。
私はIT業界でSIerとして約8年間働き、管理職も経験しました。その「現場」にいたことが、世の中でニュースになる前から、半導体やハイテク企業の猛烈な追い風を肌でキャッチできた最大の理由だと思っています。
しかし、ワークライフバランスの見直しとセミリタイア準備のために転職した今、その最大の武器である情報の優位性は失われつつあります。
💡今回の記事では
・普通の会社員だった私が、なぜニュースに頼らず半導体・AI株を仕込めたのか?
・強みがなくなった今、これからどんな投資戦略に変えていくのか?
という舞台裏をお話しします。
「自分の身の回りにあるチャンスの見つけ方」のヒントとして、気楽に読んでいただけたら嬉しいです。
※本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資は自己判断・自己責任でお願いします。
保有銘柄の公開と、これまでの戦績
何故株価が上がる前に色々買えたのか?というお話をする前に、まずは現在私が保有している主な米国ハイテク銘柄の一覧をお見せします。
■ 現在の主な保有米国株
| 銘柄名 (ティッカー) | 保有株数 | 現在の含み損益(円) | 損益率(%) | 状態 |
| マイクロン・テクノロジー (MU) | 8株 | +1,136,749 円 | +261.93% | 大幅含み益 |
| エヌビディア (NVDA) | 30株 | +845,303 円 | +806.89% | 大幅含み益 |
| アップル (AAPL) | 25株 | +517,442 円 | +86.89% | 大幅プラス |
| シーゲイト・テクノロジー (STX) | 2株 | +236,364 円 | +247.70% | 大幅プラス |
| ブロードコム (AVGO) | 5株 | +204,109 円 | +199.30% | 大幅プラス |
| メタ・プラットフォームズ (META) | 4株 | +200,763 円 | +133.34% | 大幅プラス |
| インテル (INTC) | 10株 | +146,230 円 | +212.72% | 大幅プラス |
| アマゾン・ドット・コム (AMZN) | 9株 | +125,656 円 | +61.32% | プラス |
| アドバンスト・マイクロ・デバイス (AMD) | 2株 | +117,263 円 | +212.94% | 大幅プラス |
| タイワン・セミコンダクター (TSM) | 3株 | +97,263 円 | +85.41% | プラス |
| パロアルトネットワークス (PANW) | 3株 | +11,735 円 | +8.99% | プラス |
| マイクロソフト (MSFT) | 4株 | +7,203 円 | +3.25% | トントン |
| パランティア・テクノロジーズ (PLTR) | 3株 | -13,290 円 | -20.33% | マイナス |
| ユーアイパス (PATH) | 30株 | -58,546 円 | -54.84% | マイナス |
| ハイテク株・合計含み益 | — | 約 +3,574,244 円 | — | — |
ここに記載しているのはあくまで現時点での保有銘柄であり、すでにエヌビディア(NVIDIA)は一部利益確定し、それだけで約300万円の利益を出しています。
日本国内の個別株は「優待狙い」や「なんとなくのノリ」で買ってるものが多くマイナスも多いのですが、米国株に関しては損切りした銘柄は今のところ一円もありません。含み損になっているのは1〜2銘柄だけで、2026年6月時点の米国個別株の含み益はリストに載っていない銘柄も含めると450万程と、大幅なプラスになっています。
結果論ではありますが、当時の私は「米国経済の方が成長している」といった基礎知識すら怪しいレベルの初心者でした。そんな私がなぜ勝てたのか?理由は本当にシンプルでした。
半導体株を買えた理由|IT業界の現場で見えた「供給不足」のサイン
私が早く動けた理由は、前職でのSIer(システムインテグレーター)としての仕事にあります。日常的にサーバーやストレージ、ネットワーク機器を扱い、メーカーの営業担当やお客様と毎日会話する立場にありました。
投資のきっかけは、自分が案件の見積や提案を進める中で起きた、ある「異変」でした。
通常なら2週間で届くはずの機器が、納期半年、果ては1年待ち……。
コロナ前後の当時、現場はパニックになりかけていました。企業は年間予算を組んでいるため、当然ながら決められた年度内に予算を消化して機器を導入しなければなりません。なのに、モノが全く入ってこない。
これって、「莫大な需要がある」のに「供給がまったく追いついていない」ってことです。じゃあ、その部品を作っている企業の業績は伸びるのではないか?そう考え、半導体関連企業を調べ始めました。
不勉強だった私は、米国株の税金が日本より高いことも知らず
「え、3割近くも税金持ってかれちゃうの?」と後から愕然としたりもしたのですが、自分が仕事で触れる製品の多くが海外メーカー製だったため、まずは「とりあえず買ってみよう」と、1回あたり20万〜30万円ほどの単位で少しずつ買い始めました。
芋づる式に見つかった「次に来る銘柄」

機器が入ってこない理由を調べていくと、半導体不足の背景には世界中で進むデータセンター投資や、高性能GPUへの需要拡大などがあることも分かってきました。当時はまだ今ほどAIという言葉は一般的ではありませんでしたが、「これからAI関連の需要はさらに伸びるだろう」と考え、NVIDIAをはじめとする半導体関連企業を調べ始めました。
当時はエヌビディアも今ほど株価が高くなかったので、ある程度まとまった数を仕込んでみました。その後も、現場にいるからこそ見える「次の波」が次々とやってきました。
① ブロードコム(AVGO)の確信
業界を揺るがした「BroadcomによるVMwareの買収」のニュース。ライセンス体系が激変し、国内の販売店やSIerは大混乱に陥りました。
お客様が予算内でシステムを更新できなくなり、ベンダ側もめちゃくちゃ苦労させられた苦い思い出です。
しかし、これだけの強硬手段に出るということは「自社の事業にそれだけ圧倒的な自信があり、儲かる算段がある証拠」「値上げをしても主要な顧客は離れないと判断している。それだけ強い製品・市場を持っている」という経営判断にも見えました(※私の主観です)。そこで、ブロードコムの株を購入しました。
② シーゲイト(STX)とマイクロン(MU)への展開
その後、現場では半導体だけでなく「次はストレージ(ハードディスク)が足りない」「今度はメモリが足りない」と、不足する部品がどんどんシフトしていきました。
特にメモリ不足の時は、お客様に提案する業務用PCすら確保できないほどクリティカルな状況になり、入札案件の参加にも影響が出始めました。この時は、NVIDIAが盛り上がり始めた頃と「全く同じ匂い」がした。そこで、自分がよく現場で出会うシーゲイトや、メモリ大手のマイクロンを買い足していきました。
これらは今やS&P500に入るような超有名企業ですから、インデックス投資で十分だったのかもしれません。プロから見れば「ただの結果論」だと思います。
ですが、「自分が毎日見ている世界の中で、リアルな変化を感じ取り、シンプルに行動した」ことが、功を成したと思います。
私は「知っている世界」にしか投資しない
私が投資しているのは、自分が理解できるハイテクやIT領域だけです。製薬も、化学も、銀行も、自分にとって未知の領域には積極的な投資はしません。
これって、どの業界にいる人でも同じことが言えると思うんです。
- 美容師さんなら、現場で売れまくっている新しいヘアケアブランド
- 建設業の方なら、現場で引っ張りだこの建材メーカー
- 医療従事者の方なら、劇的に業務を効率化している最新の医療システム
毎日仕事でアンテナを張っていれば「あ、これ次に来るかも」「この会社、すごいことやろうとしてるな」というリアルな一次情報が必ず転がっています。不安なら、まずは1株、2株からでもいい。自分の得た経験から「これって、裏を返せばこういうビジネスチャンスになるのでは?」と考える癖をつけておくだけで、誰にでもチャンスはあるはずです。
転職、そしてこれからの投資戦略
そんな私ですが、最近「ワークライフバランスの見直し」「セミリタイアへの準備」「自分をもう少し労わってあげるため」に転職をしました。
※転職に関する記事はこちら↓↓
今もIT業界にはいますが最前線のSIerではなくなったため、市場のリアルな製品動向やメーカーからの情報が、黙っていても落ちてくるような環境ではなくなりました。
つまり、これまでの「情報の優位性」は失われたということです。
そのため、今までと同じような感覚で個別株を攻めるスタイルは一度ストップせざるを得ない。さらに、45歳でのサイドFIRE(セミリタイア)を見据えると、今の「キャピタル(値上がり益)重視」のポートフォリオから、「インカム(配当金)重視」へシフトする必要があります。
現在の我が家の配当金は、夫婦合わせて年間30万円ほど。完全にキャピタルに振り切っております!笑
■ 今後の2カ年計画
- キャピタルとインカムの並行運用:あと2年ほどは今のハイテク株の成長恩恵も受けつつ、利益を少しずつインカムへ。
- 夫の資産をインカムへ移行:幸い、夫は私ほどリスクを取りたがるタイプではないので、夫の口座で債券や高配当株・ETFをコツコツ勉強してもらいながら、安全資産とインカムの土台を作っている最中です。
私が良くも悪くもチャレンジ精神旺盛なので、どうしても個別株に興味をもってしまいがちなのですが、2年かけて徐々にポートフォリオを変えていく計画を、本腰をいれてしっかり立てていかないといけないなぁと思っています。
まとめ:仕事が変われば、投資も変わる
私が半導体・AI株で利益を出せたのは、たまたまその時、ITインフラ業界という時代のド真ん中の波が来る場所にいたから。運が良かったのです。
ハイテクに興味を持ったからといって、やみくもにネットの情報に流されて投資をしていたら、狙いどころを誤ってもっと損失を出していたかもしれません。
大事なのは、「自分が一番詳しい世界(武器)を活かして戦うこと」。
転職して武器が変わったのなら、投資スタイルを変えるのも当然です。もしかしたら、新しい今の会社で仕事を続けるうちに、前職では絶対に見えなかった「別の新しいチャンス」の匂いに気づくかもしれません。これからもアンテナを張りながら、その時々で自分の強みを生かせる投資を続けていきたいです。
仕事が変われば、投資も変わる。
それが一番自然な、資産形成の形なのだと思っています。




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