こんにちは、yushiです。
関東在住の40代前半子なし共働き夫婦、セミリタイア(サイドFIRE・バリスタFIRE)を目指している(元)バリキャリ会社員です。
私が管理職を辞め、転職してから数か月が経過しました。自ら望んだことではありましたが、年収は100万下がったし、キャリア的にはどう考えても出世コースから外れました。
20代後半から30代にかけては、「もっと評価されたい」「給料上げたい」「あいつより成果出したい」みたいな事ばっかり考えてたので、昔の自分が今の生活を見たら、向上心が感じられない!とか言ってイラつくだろうなーと思います。笑
そんな感じで出世街道から離脱した私が最近何に満足しているのかというと、別になんてことはない「生活」です。
私が思う「幸せな生活」とは、日々の暮らしをささやかに、穏やかに営むことです。
💡この記事は?:
かつての私と同じように管理職のプレッシャーに息苦しさを感じている30~40代の会社員の方に向けて書いています。年収を減らし、キャリアを捨てた代わりに得ることができた「生活」の豊かさ、今のリアルな気持ちをまとめてみました。
悩んでいる誰かの心が、少しでも軽くなるヒントになれば幸いです。
私がキャリアダウンして得られたもの
今も昔もIT系なので、仕事で基本的に丸一日PCに向かってカタカタしています。
お客様との打ち合わせはWeb会議が主流で、前職では多い時で一日に7~8件の商談や社内ミーティングが夜まで詰め込まれていました。
「事務作業枠(MTG不可)」という予定をスケジューラに入れていても、「ここしか時間がとれないんです何とかお願いします」と言われて無理やりねじ込まれたり、打ち合わせしながら裏で別の仕事をして、空き時間には部下からの質問に答え、昼休みは片手で食べられるものを頬張りながらチャットに返信する。帰りの電車では、座れたらのぞき見フィルタを付けてPCを開き、立ってる時はスマホでチャットに返信し続ける…みたいな生活をずっとしてました。
キャリアダウンして、私はこんな仕事漬けの環境から解放されたのです。
フルリモート
転職して一番良かったことは何ですか?と聞かれたら、迷わず「フルリモート」と答えます。
通勤しなくていい。雑談しなくていい。
静かだし、控えめに言って最高すぎる。
私はどちらかというとコミュ強のほうだと自負していますが、それは営業という仕事をする中で処世術として身についたところも大きいだけであり
以前の記事でも書いているように、雑談コミュニケーションに対しては強い苦手意識があります。
リモートワークは必然的に、会社の人と対面会話する機会は減ります。そのため、意識的に雑談をするためのミーティング枠が設けられたりすることがあり、その時間はにこにこしながら無の領域で受け流しています。それ以外はおおむね快適です。
リモートワーク自体は当然良し悪しあって、対面よりもコミュニケーションがとり「づらい」事は事実なので、相当自発的にコミュニケーションをとっていく必要があります。
私が嫌なのは、なんでもかんでも対面でやることが正義だという風潮や、対面で仕事をする時に発生する「無駄な」コミュニケーションです。なので、「業務上必要な」コミュニケーションは積極性をもって自分からとりにいけばいいだけよね、という考え。
すごく集中して仕事ができる環境になったなぁと満足しています。
あとはやっぱり、満員電車で通勤しなくていいことも大きい。とにかく時間が有効に使える事がありがたくて仕方ないです。
責任と期待値からの解放
転職して役職が外れたことで、自分が「管理職」から「ただの社員」になった感覚がすごくあります。
今までは「この課の責任はすべて自分が負うのだ」という意識で仕事をしてきました。自分の仕事もしながら、常に課内や関連する部署のメンバーの進捗確認と火種チェック、初期消火、教育、リカバリなどを前線でやりつづけて、本当に疲れ切っていました。
平社員だから適当に仕事すりゃいいぜ!という事ではないんですが
役職がとれ、給料が100万下がった今、これらの責任は今は私のものではないのです。心がとても軽い感じがします。
本当は年収をもっと大幅にさげるつもりだったのが結果的に100万しかさがらなかったので、その分期待をもって迎えていただいてるという事ではあるのですが
それでも、数字責任や課の健全運営というプレッシャーが今はない。それだけで、ここまで心が軽やかになるのかと感動しています。
土日も仕事のことばかり考えていた(というか仕事してた)のですが、今はしっかりと休日に「生活」することができています。
畑で野菜を育てる時間の贅沢さ
私は、テクノロジーは人を幸せにすると信じてITの仕事をしています。
その信念は今も変わらないのですが、あまりにもずっとPCやスマホにはりつく仕事をし続けていたからか、デジタルデトックスを渇望している自分に気づきました。
スマホもPCも一切見ない、何かに打ち込める時間を確保したいと思いたち、2年前に市民農園で広い畑を借り野菜作りを始めました。
とはいえ週1くらいしか畑に行く時間を確保できなかったので、あまりたくさん野菜のお世話をすることもできず、夏野菜なんかは収穫時期を逃してやたら巨大な固い野菜たちがよく食卓に並ぶ事態になりました。
スーパーで買えば100円とか200円の野菜も、自分で育てると価値が全然違うし
そもそもなかなかその辺では売ってない野菜を種から育てるというのも、家庭菜園の醍醐味です。
転職してからは、勤務開始前にちょっと畑に行ってその日に使うサラダ用の葉物を収穫したり。日陰に座って、たてたばかりの畝(うね)を眺めながら読書したりしています。
春はウグイスやキジの鳴き声を聞き、初夏は湿っぽい夏のにおいを感じ、秋冬はどんどん空気が澄んでいくのを全身で感じる。季節の移ろいとともに野菜の成長を楽しむ。
家庭菜園はあくまで手作業で、地味で効率の悪い作業もやります。効率の悪い事を時間をかけてじっくりとやる、野菜たちがそれに応えて成長してくれた時に感じる喜びだったり、うまくいかなかったときは「仕事とは違って、自然はコントロールできないのだ」という学びがあったり。
土を触っている時間は、様々なことに対して「尊さ」や「贅沢さ」を感じます。
Kindleで「スマホ断ち」して読書する
私は昔から読書が苦手でした。
本を読むと、一語一句きちんと理解しなければいけない気がしちゃうんです。途中で内容を忘れたり、理解できない部分があると落ち着かなくて、読書そのものがだんだん苦痛になってしまう。
本を読める人にはずっと憧れがありました。
読書をすることで新しい考え方に出会えたり、自分の世界が広がったりするんだろうなと思ってはいたものの、いざ本を買っても途中で挫折してしまうことが多く「自分は読書に向いてないな」と諦めていました。
転職前の有給消化期間中にふと思いたち、せっかく時間に余裕ができたんだからもう一度読書に挑戦してみようかなーと思ったのです。
そこで、AmazonのKindle Unlimitedを使い始めました。
読み放題サービスなので、「面白そうだからちょっと読んでみる」が気軽にできます。合わなければ途中でやめてもいいし、興味が湧いたら次の本へ進めばいい。本屋で一冊を慎重に選ぶのとは違って、ちょっと気になったタイトルをお試しで読める。散歩中に気になったカフェに入ってみるような感覚で本に出会えるのが、私にはとても合っていました。
特にセミリタイアやFIREに関する体験談はたくさん読んでいて、同じような年代の人がどんな考えで働き方を変えたのか、どのくらいの資産でリタイアに踏み切ったのか。成功談だけでなく失敗談も含めて、自分のこれからを考える参考になっています。
ただ、中にはAIで生成した文章をほとんどそのまま並べただけのような内容の薄い本もあります。そんな時は無理して最後まで読まず、時間の無駄なのでさっさと次へ行っています。
読書に専念するために思い切ってKindleの専用端末を購入したのですが、本を読んでいる最中にSNSやゲームへ脱線することがなく、割と集中して読めています。
年齢を重ねるといろいろと考え方が凝り固まってきちゃうんですが、本を読むことで「こういう考え方もあるんだなぁ」と勉強になりますし、自分の価値観や生き方を見つめ直すきっかけにはなってきています。
まとめ
年収は100万円下がり、管理職でもなくなったし、世間一般でいう「キャリアアップ」とは逆方向に進んでいる私は、今の生活に心から満足しています。
朝、畑で野菜を収穫する時間。休日に仕事のことを考えずに過ごせる時間。スマホを置いて本を読む時間。
過去の私は間違いなく、頑張ってた。その頑張りがあったから今の自分がある。疲れた自分を今後は褒めてあげて、もっとやりたいことをやらせてあげよう。と、私は私のタガを緩めました。
もし今、管理職のプレッシャーや仕事中心の生活に息苦しさを感じている方がいたら、少しだけ立ち止まって考えてみてもいいかもしれません。
私にとってキャリアダウンは、自分らしい生活を取り戻すための選択でした。出世や昇進だけが幸せの形ではないのだと、身をもって感じています。
私は今、本当に幸せです。
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