子なし夫婦の老後は本当に悲惨?「みじめ」と言われる理由を当事者夫婦が考えてみた

子なし夫婦の老後は悲惨ではない 子なし夫婦の暮らし

💡この記事はこんな方に向けて書いています:

・「子なし夫婦の老後は悲惨」と言われてもやもやしている方
・子どもがいない将来について漠然とした不安がある方
・老後資金や終活について何から始めればいいか知りたい方
・子なし夫婦のリアルな体験談や考え方を知りたい方

この記事では、42歳の子なし夫婦である私たちが、「子なし夫婦=悲惨・みじめ」という考え方に違和感を持った理由、将来に備えて準備していることをお話しします。

こんにちは、yushiです。

「子なし夫婦は老後が悲惨」
「子どもがいない人生はみじめ」

インターネットでは、そんな言葉を目にすることがあります。

私たち夫婦も子どもがいない当事者なので、そういった記事を見かけるたびに、「ずいぶん極端な言い方をする人がいるな」と感じます。

私たちも40代前半になり、老後について考える機会が増えてきました。

もちろん、不安がまったくないわけではありません。子どもがいる家庭と比べれば、多少リスクがある場面もあるでしょう。

でも、「何が不安なのか」をじっくり考えてみると、「悲惨」や「みじめ」という言葉とはどうもしっくり結び付きませんでした。

今回は、子なし夫婦の私たちが今考えていることを書いてみたいと思います。

なぜ「子なし夫婦は悲惨」「みじめ」と言われるのか

ネットやSNSでは、子なし夫婦の老後について、こんなことがよく言われています。

  • 子どもに頼れない
  • 老後資金が足りなくなる
  • 孤独になりそう
  • 相続や手続きが大変そう
  • 誰にも看取ってもらえず孤独死するかもしれない

確かに、どれも不安になる気持ちは分からなくはないのですが…本当にそれだけで、そんなに悲観すべき事なんでしょうか?

子なし夫婦が老後に向けて備えられることは多い

お金のこと

以前、このブログでも資産形成やライフプランについて何度か書いてきました。

もし老後資金が不安なら、30代・40代から資産形成を始めたり、ライフプランを立てたりすることで十分備えることができます。

もちろん早く始めるほど有利ですが、「何もしない」のと「今から準備する」のでは将来は大きく変わります。

私は、お金の問題は「子なしだから」とかの問題ではなく「しっかり勉強して、どう準備するか」の話だと思っています。

💡我が家の資産形成については、以下の記事に詳しく記載しています。

相続や手続きのこと

相続も同じです。何も準備していないから、いざという時に慌てます。

「もし自分や配偶者に何かあったらどうするか」

それを夫婦で話し合い、必要な準備をしておけば、多くの不安は小さくできます。これだって、子どもがいないから…という話ではなく、子どもがいる世帯の方も、どの家族でも当たり前に考えなければいけない話です。

このあたりは今後、相続の記事で詳しく書いていく予定です。

老後の暮らし

住まいをどうするか。

地域とのつながりをどう作るか。

こうしたことも、自分たちで選び、準備できます。夫婦二人だからといって、社会との接点がなくなるわけではありません。

私たち夫婦は若い頃、ご近所付き合いなんて面倒だと思っていました。でも家庭菜園を始めてから、自然と地域の方と話す機会が増え、ゆるいつながりに楽しさを感じ始めています。子どもがいなくても、社会とのつながりは作れるんだと実感しています。

暮らし方はいくらでも工夫できるはずです。

私は、この時点で「子なし夫婦=老後が悲惨」という考え方には強い違和感を持つようになりました。多くのことは、悲観するより先に、備えられるからです。

「迷惑をかけない」ことはできなくても、「困らせない準備」はできる

私がネットで調べていて感じたのは、子なし夫婦が本当に考えておいた方がいいのは、お金だけではなく終活の部分ではないかということです。

例えば、

  • 介護施設に入った後、自宅はどうするのか
  • 家具や思い出の品は誰が片付けるのか
  • 死亡後の行政手続きはどうするのか

こうしたことは、夫婦二人だからこそ早めに考えておいて損はありません。もちろん、二人とも元気なうちは協力して進められます。でも、どちらか一人になってしまったら、最後は行政や専門家、親族など、誰かの力を借りることになるでしょう。

私は、それは悪いことではないと思っています。人は必ず誰かに助けられながら生きています。

亡くなる時だけ誰にも迷惑をかけず、何も残さず旅立つなんて現実的には無理です。だから大切なのは、

「迷惑をかけないこと」ではなく、「困らせないこと」

だと思っています。

例えば、

  • エンディングノートを書く
  • 資産や契約を一覧にしておく
  • パスワードなどの情報を整理しておく

そうした準備だけでも、残された人の負担は大きく減らせます。

私自身、42歳ですが、すでにエンディングノートを書いています。夫だけでなく、親や兄弟にも、その存在や考え方は伝えてあります。また、家や家具、思い出の品など、物理的なモノを増やしすぎないことも、立派な終活だと思っています。

それでも、老後の不安がゼロになるわけではない

もちろん、不安が全部なくなるとは思っていません。

認知症になったらどうするのか。夫婦のどちらかが先に亡くなったらどうするのか。本当に最後まで自立して暮らせるのか。こうした不安は私たちにもあります。

でも、これは子どもがいる家庭なら解決できる問題かと言われると、そうでもありません。たとえ子どもがいたとしても、「将来は子どもに介護してもらおう」とは考えなかったと思います。

子どもには子どもの人生があります。だから、できるだけ迷惑をかけないように、自分たちで準備をしておきたい。その考え方は、子どもがいても、いなくても変わらなかったと思います。

私たちは「子なしだから」ではなく、「この人生だから」備えている

私たちは、選択的に子どもを持たなかったわけではありません。病気が理由で、30代の頃には子どもを持てないことが分かりました。

人並みに絶望していた時期もありますが、そこを乗り越えて思うようになったのは「どうしてこうなったんだろう」ではなく「じゃあ、この人生でどう幸せに生きようか」ということでした。

もう、そういう人生になったのです。

だから、夫婦二人で生きていくならどんなリスクがあるのか。何を準備しておけば安心なのか。それを一つずつ考えてきました。

40代になった今、老後資金や終活、相続について調べ始めたのも、その延長線上にあるだけです。私の中では「子どもがいないから不幸」という発想はあまりありません。

世の中には、子どもを望んで授かった人もいれば、授からなかった人、子どもを持たない選択をした人、予定外に親になった人もいます。

どれが正解という話でもないと思います。子どもを望んで授かった人もいれば、授からなかった人もいる。振り返れば全部結果論です。

結果として今の人生になったのなら、その人生の中でどう幸せに暮らしていくかを考えることの方が大切だと思っています。


まとめ

子どもがいないという理由だけで、「悲惨」「みじめ」と決めつける考え方には違和感があります。そんなふうに他人の人生を決めつけてしまう方が、少し寂しい考え方ではないか?とすら思います。

もちろん、誰かに看取ってもらえたらありがたいとは思います。でも、子どもがいるからといって、必ず最期までそばにいてくれるとは限りません。それは誰にも分からないことです。

子なし夫婦の当事者である私たちは、老後の不安がないこともないですが、多くの悩みは早めに考え、準備することで小さくできます。そして、不安は子なし夫婦だけのものではありません。子どもがいる家庭にも、その家庭なりの悩みや不安があります。

だから大切なのは、誰かと比べることではなく、自分たちなりに将来を考え、そのための準備をしていくことではないでしょうか。

今後このブログでは、

  • 子なし夫婦の老後資金
  • 相続
  • 身元保証人
  • 終活

など、子なし夫婦だからこそ考えておきたいテーマについて、一つずつ調べながら発信していきたいと思います。

人生は「どんな境遇になったか」だけで決まるものではなく、「その境遇の中でどう前向きに生きていくか」で、大きく変わるはずです。人生は、自分では選べない出来事もたくさんありますが、その後どう生きるかは自分で選べます。

色々言われがちな「子なし夫婦」ですが、私たちは私たちなりに、今よりもっと幸せになれる方法をこれからも考え続けていきたいと思っています。

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