子なし夫婦はマンションと一戸建てどっち?実際に住み替えた40代夫婦の結論

セミリタイアを目指す子なし夫婦の2026年7月の世帯資産ブログ 子なし夫婦の暮らし

💡この記事はこんな方におすすめです:

・子なし夫婦でマンションと一戸建てのどちらを選ぶか悩んでいる方
・分譲マンションから戸建てへの住み替えを検討している方

実際に家を買い替えた40代夫婦の、リアルな体験談を記載しています。

「子なし夫婦ならマンションで十分じゃない?」という意見が、インターネットやSNSにはあふれています。

確かに、駅近で利便性が高くて、夫婦二人なら広い家も必要ないと考えれば、マンションはとても合理的な選択です。

実は私たちも、最初に購入した家は駅近の分譲マンションでした。しかし約5年間暮らしたあと、一戸建てへ家を買い替えています。

子どもができたからではありません。私たちが住み替えた理由は「もっと静かな環境で暮らしたい」と思うようになったからです。

今回は、分譲マンションと一戸建ての両方の購入、生活を経験した子なし夫婦として、それぞれに住んで感じたことを書いてみます。

「子なし夫婦にはマンションと一戸建て、どちらが向いているんだろう?」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。


私たちがマンションを購入した理由

私たちが最初にマンションを選んだ一番の理由は、通勤や生活の利便性でした。当時は30代前半です。

当時は夫婦とも毎日出社しており、車も所有していませんでした。駅から近い場所であれば、徒歩や自転車、電車だけで十分生活できますし買い物にも困りません。

休日も気軽に出かけられるので、「子なし夫婦なら駅近マンションが一番暮らしやすい」と考えていました。

実際に住んでみても、その考えは間違っていなかったと思います。まだ若いので週末は商業施設にもよく出かけていましたし、生活に必要なものはなんでも事足りました。

管理会社が入っていたため共用部分はいつもきれいで、マンション全体の管理もしっかりしていました。当時は住宅の資産価値について深く考えてはいませんでしたが、結果的には「管理が行き届いている安心感」はマンションならではのメリットだったと感じています。

💡私たちが子なし夫婦の当事者として感じていることは、こちらの記事でも詳しく書いています。


マンションから住み替えを決意した理由

テレワークで「住まい」に求めるものが変わった

住み替えを考え始めたきっかけは、コロナ禍でした。私の会社でもリモートワークが導入され、数か月間フルリモートで働くことになりました。

それまでは毎日出社していたため日中のマンションの環境をほとんど知らなかったのですが、毎日家にいる生活になると、それまで気にならなかった音が少しずつ気になるようになったのです。

電車が通過する音。
上の階で何かを落とす音。
子どもが走り回る音。

以前は「昼間は家にいないから」と気にならなかったものが、一日中家にいることで想像以上のストレスになっていました。さらにコロナ禍前後でちょうど上の階の住人が引っ越し、夫婦二人暮らしから小さなお子さんがいるご家庭へ変わりました。

もちろん子どもが走り回るのはある程度理解すべきことなのですが、頭ではわかっていても、仕事中に何度も音が響く生活は、思っていた以上につらいものでした。

最初は気にしないように努力していましたが、次第に小さな物音にまで反応するようになってしまい、「また音がした」と神経が張りつめる状態になってしまったのです。


意外と大きかった「匂い」のストレス

また、住んでみないと分からないのが近隣からの匂いです。ベランダからタバコの煙が流れてきたり、柔軟剤の強い香りが漂ってきたり。

もちろん悪意があるわけではありません。それでも、「今日は窓を開けたいのに開けられない」という日があるのは、少しずつストレスになっていきました。

音も匂いも、自分ではどうにもできません。たまたま私が住んでいたマンションだけの問題だったかもしれませんが、集合住宅ならではの難しさを実感するようになりました。


「便利」よりも「心地よさ」を求めるようになった

マンションを購入した頃は、駅前の便利な暮らしが魅力でした。商業施設も充実していて、何をするにも便利です。

でも数年暮らしているうちに「ここでずっと暮らしていく未来」があまり想像できなくなりました。夫婦で話し合う中で気付いたのは、私たちは都会の便利さよりも、緑が多く落ち着いた環境の方が好きだったということです。

駅から少し離れてもいい。
多少不便になってもいい。
それよりも静かな場所で、ゆったり暮らしたい。

そんな考えに変わっていきました。この時点で30代後半になっていました。

そして、音に敏感な私にとっては「隣や上の階を気にせず暮らせる一戸建て」が自然な選択肢になっていったのです。

一戸建てに住み替えて感じたメリット

とにかく静かになった

一戸建てへ住み替えて一番大きく変わったのは、やはり静かさです。

マンションでは上の階や隣の部屋、外を走る電車など、さまざまな音が常にありました。一方で今は、上の階に住んでいる人はいません。駅からも少し離れた場所を選んだので、車の交通量も少なく、本当に静かな環境になりました。

春になるとウグイスやキジの鳴き声が聞こえてくることもあります。

以前の私なら想像もしていなかった暮らしですが、この静かな環境が私たちにはとても合っていました。


テレワークが驚くほど快適になった

住み替えてからは、在宅勤務の快適さが大きく変わりました。

仕事中に周囲の音が気になって集中できないということがなくなり、ストレスが大幅に減りました。

窓の外には緑が見え、休憩時間には鳥の鳴き声が聞こえてきます。

「家で仕事をする」というより、「心地よい場所で仕事ができる」という感覚です。テレワーク中心の生活になった今では、この環境を選んで本当に良かったと感じています。

💡管理職を辞めてフルリモートへ転職した話はこちら。


暮らしそのものが変わった

住む場所が変わると、休日の過ごし方まで変わりました。

今住んでいる地域には家庭菜園ができる畑が多くあり、引っ越したことをきっかけに広めの畑を借りて野菜作りを始めました。

以前のマンション暮らしでは考えもしなかった趣味です。

住む場所が変わるだけで、こんなにも生活が変わるんだと実感しています。

もちろん、これは戸建てだからというより、自然が多い地域へ住み替えたことが大きいのですが、「静かな場所で暮らしたい」という希望が、新しい楽しみにつながりました。


管理費や修繕積立金に対する考え方が変わった

これは実際に住み替えて初めて感じたことです。

マンションでは管理費や修繕積立金を毎月支払います。

もちろん必要なお金ですが、共用部分の維持にも使われるため、自分たちが利用しない設備の費用も負担することになります。

例えば、車を持っていなくても機械式駐車場の維持管理費は修繕積立金から支払われます。

1階に住んでいても、エレベーターの修繕費はみんなで負担します。

もちろんマンションという仕組み上、それは当然のことです。

ただ、私は少しずつ「自分たちが使わない設備にもお金を払い続けること」に違和感を覚えるようになりました。

一方、一戸建てでは修繕費もすべて自己責任です。

外壁をいつ塗り替えるのか。

設備をどのタイミングで交換するのか。

「今年はここを直そう」「ここはもう少し先でも大丈夫かな」と、自分たちで判断できます。

決して維持費が安くなるわけではありませんが、自分たちが納得した使い方ができるので、お金の積み立てにも納得感があります。


一戸建てで感じたデメリット

ここまで読むと「一戸建て最高!」と思われるかもしれませんが、もちろん気になる点もあります。

一番感じているのは、二人暮らしには少し広すぎたことです。

私たちが購入したのは建売住宅だったため、一般的なファミリー向けの4LDKでした。

実際に毎日使っているのはリビングと寝室くらいで、残りの部屋は物置として使っている程度です。

クローゼットもほとんど空いていて、「ここまで部屋数はいらなかったな」と感じることがあります。

もし注文住宅を建てられるのであれば、私たちなら2LDKか3LDKくらいにしていたと思います。

もう一つ挙げるなら、将来的な階段の問題です。

今はまったく気になりませんが、年齢を重ねれば階段の上り下りが負担になる可能性はあります。

その点は、ワンフロアで生活できるマンションの大きなメリットだと感じています。

ただ、それを踏まえても、「戸建てに住み替えたことを後悔しているか」と聞かれたら、答えは間違いなく「いいえ」です。

住み替えてから感じる日々の快適さは、それ以上に大きな価値がありました。


子なし夫婦に向いているのはマンション?一戸建て?

最後に、私たちが実際に両方住んで感じた「向いている人」をまとめます。

マンションが向いている人一戸建てが向いている人
通勤を最優先したいテレワークが中心
駅近で暮らしたい静かな環境を重視したい
利便性を重視したい自然が好き
コンパクトに暮らしたい音や匂いのストレスを減らしたい
老後もワンフロアで暮らしたい自分のペースで家を管理したい

もちろん、これはあくまでも私たちの考えです。

大切なのは、「子どもがいるから戸建て」「子なしだからマンション」と決めつけることではありません。

自分たちがどんな暮らしをしたいのか。

そこを基準に考えることが、一番後悔の少ない家選びにつながると思います。


我が家の住み替えは大変だったけれど、後悔はしていません

ちなみに、家を買い替えるのは想像以上に大変でした。

マンションは購入時より約300万円高く売却できましたが、その後に購入した一戸建ては、住宅価格の高騰もあり約1,000万円高くなりました。

さらに、新築ではあったものの、夫婦二人暮らしに合うよう一部をリフォームしたため、結果的には住宅ローンも以前より増えています。

決して気軽な決断ではありませんでした。

それでも、もし「もう一度あの頃に戻れる」と言われても、私は同じ選択をすると思います。

私たちは子なし夫婦だから一戸建てを選んだのではありません。テレワークが増え、「静かな環境で心地よく暮らしたい」という思いが強くなった結果、一戸建てという選択になりました。

それと何より、私たちは3年以内のセミリタイアを目指しています。今後平日も家にいる時間が長くなることを考えると、やはり利便性を重視した、商業施設のある駅近よりも、多少不便でもゆっくり過ごせる「ほどよい郊外」が良かったのです。

💡私たちが3年以内のセミリタイアを目指している理由や、現在の資産状況については、以下の記事で詳しく紹介しています。

マンションにも、一戸建てにも、それぞれの良さがあります。

だからこそ、「世間ではこちらが一般的だから」ではなく、自分たちがどんな毎日を送りたいのかを基準に住まいを選ぶことが、何より満足度の高い家選びにつながるのではないかと思います。

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