こんにちは、yushiです。
関東在住の40代前半子なし共働き夫婦、セミリタイア(サイドFIRE・バリスタFIRE)を目指している元バリキャリ会社員です。
💡この記事は:
長年戦ってきた「管理職」の肩書きを脱ぎ捨てて年収を100万さげた私が、平社員として新しい会社に転職して1ヶ月が経った今、自分の心境をありのままに記録しておくものです。
まだ入社してたったの1ヶ月、半年後や1年後には「やっぱり甘くなかった…」と思っているかもしれません。周りからは「もったいない」と言われました。
でも、仕事で疲れ切っていたあの頃よりずっと幸せです。
かつての私と同じように「責任が重い管理職を辞めたい」「年収が下がる転職を考えているけれど踏み出せない」と悩んでいる方の心の曇りが、この記事を読んで少しでも晴れたらいいなと思います。
管理職を辞めるのは、やっぱり怖かった
管理職を辞める決断するまでは、やはり長い期間が必要でした。
これまでの私は、とにかく仕事が人生の中心。ひたすら泥臭く走り続け、叩き上げでようやく獲得した管理職のポジション。自分なりのプライドもありましたし、「せっかくここまできたのに、自分から手放すのか?」という葛藤もありました。一度キャリアから降りてしまうと、同じポジションに戻る事は当然難しくなります。
だけど最後の方はもう心も体も擦り切れて、限界を迎えていました。
そこまで身を削ってまで、こんなにお金を稼がなくてもいいんじゃないか?と思い始めていました。
転職を考え始めた頃はぐるぐると悩み続けましたが、最後は「まぁいっか。失敗してもその時また考えりゃいいや」と開き直るような気持ちで一歩を踏み出しました。
転職前に不安だった「暇になる恐さ」
前職が激務だったため、次は年収を落としてでももっと楽な仕事をしたいという考えがありました。ただ、仕事が暇になったとき自分はどうなるんだろう?というのはなかなか想像ができなかった。仕事において「暇」な状態が発生することがなかったので、うまくイメージできなかったんです。バリキャリの性というか、忙しいことがステータスみたいな感覚に陥っていたので⋯。
暇すぎたら自分から「何か仕事ください!」ってやること探しにいってまた自爆するんじゃないかとか、やりがいを失って抜け殻みたいに老け込んじゃうかもしれないなぁ…とか、「暇になることの怖さ」もありました。
で、実際に働いてみてどうなったか。
実際に1ヶ月働いてみたら、「とにかく楽」だった
結論から言うと 、もう「とにかく気持ちが楽」です。
まだ入社1ヶ月目というボーナス期間であることを差し引いても、「自分がすべての責任を背負わなくていい」という事実がこれほど楽なものだったのかと思います。
もちろん、与えられた自分の仕事はきっちりやります。 それでも「失敗した時に自分が矢面に立たなきゃいけない」とか「このプロジェクトの命運は全部自分が握っている」という、あの胃がキリキリするような重圧がない。
あとこれは文化なのかもしれませんが、今の会社は「家庭の事情」に配慮してくれる方が多いです。前職はそんなこと言ってもらえなかったし私も言えていなかったのですが、今はちょっと残業が発生しそうになると「今日の夜は、ご家庭のほうは大丈夫ですか?」とすごく気にしてくれる。
フルリモートでフレックスという環境だと、自走して仕事をすることを大前提に比較的自由に働けるので、日夜かかわらず私用と仕事を組み合わせてうまくスケジューリングしている人も多くいます。そういう理由だからなのか、お互い自然に配慮しあってる環境が心地よい。
メールやチャットの嵐からの解放
生活のサイクルも激変し、今はほぼ毎日定時でピタッと仕事が終わります。
前職では、定時だろうが休日だろうが関係なく、ガンガンチャットやメールが飛んでくる環境でした。 今は業種が変わったこともあり、メールのやり取り自体が「前職の何百分の一?」というレベルで少ない。チャットも社内メンバーとのSlackだけで、そもそも圧倒的にやりとりされている会話が少ない。
改めて、今までものすごく忙しい業界にいたんだなぁと思いました。その分間違いなく成長はできたし、収入も上がってはいったけど…。
平日の仕事が終われば、本当にそこで終わるんです。 土日に事務作業を片づけたり、あの件どうしよう…と思い悩むことも、本当に綺麗さっぱりなくなりました。これが本来は当たり前であるべきだったんだと思いますが、感覚が麻痺してましたね。
「管理職のクセ」は1ヶ月じゃ抜けない
一方で、長年の習性とは恐ろしいもので、自分の中に染み付いた「管理職のクセ」は簡単には抜けない。
入社して1ヶ月、新しい組織の仕組みを見て 「あ、ここ運用の導線が行き届いてないな」 「ここはもっとこうしたら良さそうだな」 と
長年そのような仕事をしてきたせいか、改善できそうな点にはどうしても目が行ってしまいます。
気づいたことは、一応忘れないように手元のメモにまとめています。 ただ、まだこの会社のことを十分把握できているわけではないので、今は「こういう見方もあるかもしれない」という程度にとどめてます。
昔の私はこういう現状が見えると課題解決にせっせと勤しんでいましたが、今は「これ、改善しましょう」と大々的に提案することはあえてグッと堪えています。
あとは、これはどこに行っても同じなんだなぁと思う事ですが
方向性や意思決定の難しさはどこの会社でも共通だな、と思います。今はそこも敢えて一歩ひいてみています。
「前職と同じように、自分で全部を背負い込まない」 これは、今回の転職で私が自分自身に課した一番大切なルールです。課題を見つけても一歩引き、今は自分の手元で温めるだけに留める、という活動を行っています。
フルリモートの快適さと、アラフォーが直面したツールの壁
働き方の面では、念願の「フルリモート環境」を手に入れました。 前職では名ばかりテレワーク制度で基本は出勤スタンスでしたが、今は数週間に一度出社するかどうかです。一人で黙々と仕事するのが好きな私にとって、家で働ける快適さは文句なしに最高です。
💡私、yushiのリモートワーク環境は以下の記事にまとめています。
この転職を機に、リモートワーク用の自宅環境にも投資をしました。 電動の昇降デスクを買い、足元には小型の「ルームランナー」も設置しました。運動量は確実に減るので、健康に良いといわれる「一日8000歩」は頑張って達成できるように、打合せがない時間は軽く歩きながら仕事をしています。
環境が良い一方で、カルチャーショックもあります。
長年使い慣れたMicrosoft 365(TeamsやOutlook)の世界から、未経験のGoogle Workspace + Slackの世界へ移ることになり、この変化が地味にしんどい…。
あとは、前の会社だとテレワークと出社のハイブリッドだったのでその人の人となりは理解したうえで仕事ができますが、全国にメンバーがいるフルリモートの世界だと、どうしても相手の感情が読み取りにくい難しさはあります。エンジニア中心の淡々とした職場ですし、お互い様だと思って「まあ、そんなもんだよね」と割り切っています。
一番変わったのは「心の余裕」
年収が100万円下がったことは事実として大きいです。手取りだと単純計算で6~7万が減っていることになります。これまでの資産形成のおかげで幸いにも経済的な不安は少なかったため、思い切って舵を切って本当に良かったと思っています。
年収100万円ダウンと引き換えに、私が手に入れたものは想像以上に大きなものでした。
- ブログを書く時間
- 毎日家庭菜園を楽しむ時間
- 夫婦で夕食を囲む時間
少し前までは「仕事=私の人生のすべて」でした。
今は仕事が終わったあとの「暮らし」を愛せるようになりました。この余白を使って、次は何をしようかな?と、ワクワクできる余裕が今の私にはあります。
積みかさねたキャリアを捨て、管理職を辞めるには大きな勇気が必要でしたが
今のところ、後悔はこれっぽっちもありません。本当に毎日が幸せです。
・管理職を辞めたいけど踏み出せない
・年収が下がるのが怖い
・責任から少し距離を置きたい
そんな方がいたら、私は「一度立ち止まり、やり直す選択肢もある」と伝えたいです。
おわりに:半年後の私へ
最近、社内の方から「あなたは理解力もあるし、すでに色んな課題を見つけてくれている」という、ありがたいお言葉をいただきました。
評価してもらえるのは純粋に嬉しい。ですが…心の中で「おっと、危ない。前に出すぎちゃダメだ」と、アラートが鳴り始めています。
せっかく見つけた課題が面白くなって、つい首を突っ込んで、気づけばまた昔のように全部を抱え込んでしまう可能性はゼロではない。 だけど、今の私はとにかくもうゆっくりしたいし、期待されたくないなぁと思っているので意識してスルースキルを高めていかないといけません。こういうのを静かな退職って言うのかなぁ。
半年後、1年後、仕事の密度が上がったときにも、果たして私はこのお気楽な気持ちをキープできているでしょうか?




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